2023年10月23日 – ネクストリーム社はAgnisys, Inc.が提供するIDesignSpec™がワコム社のペン・ディスプレイおよびタブレット市場でのIPやASIC開発に採用されたと発表した。
IDesignSpecは、仕様からカスタマイズ可能なIPブロックを自動生成する。systemRDLやIP-XACTなどの業界標準仕様からRTL、UVM RALモデル、Cヘッダー、ドキュメントなどを生成に対応している。
IDesignSpec™の採用により、LSI仕様の不正確さや解釈の違いに起因するチップのバグリスクが低減される。RTLコードの自動生成により、手作業が削減されるからだ。ワコムはASIC設計フローの合理化とデザインの効率的な再利用を実現し、高品質なASICを迅速に市場投入することが期待できるとのこと。
解説
1. 設計効率の向上:
IDesignSpec™の導入により、ワコムはIPおよびASICの開発プロセスを自動化し、設計効率を大幅に向上させることが期待される。特に、仕様からの自動生成により、手動でのコーディングやドキュメント作成に伴う時間と労力の削減が可能となる。
2. 品質の向上:
自動生成されたRTLや検証モデルは、一貫性と正確性が高く、ヒューマンエラーのリスクを低減する。これにより、IPおよびASICの品質向上が見込まれる。
3. 業界標準への適合:
IDesignSpec™は、SystemRDLやIP-XACTなどの業界標準に対応しており、他の設計ツールやフローとの互換性が高い。
4. 競争力の強化:
設計効率と品質の向上は、製品開発サイクルの短縮と市場投入までの時間の削減につながる。これにより、ワコムは市場での競争力をさらに強化できるだろう。
まとめ
Agnisys社のIDesignSpec™の採用は、ワコムのIPおよびASIC開発プロセスにおける効率化と品質向上に寄与し、同社の技術的優位性を高める重要なステップといえる。
その他のトピックス
SystemRDL
SystemRDL(System Register Description Language)は、デジタル回路設計や組み込みシステム設計において、主にレジスタの仕様を記述するための言語である。レジスタのビットフィールド、アドレスマップ、レジスタ間の依存関係など、仕様の記述方法を定めている。
IP-XACT
IP-XACT(IP eXtensible Access Control Transceiver)は、IPの記述や管理に使用されるXMLベースの言語。ハードウェア設計、特に再利用可能なIPの記述、管理を容易にする。

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