CadenceがPalladium Z3とProtium X3を発表

2024年4月17日 – CadenceはPalladium Z3とProtium X3を発表した。前バージョン(Palladium Z2、Protium X3)と比較して2倍以上のキャパシティ増加、1.5倍の高速化を実現しているとのこと。生成AI、モバイル、自動車、ハイパースケール、LLMアプリケーションなどの高度なチップ開発の高速化が期待できる。

PalladiumとProtium

PalladiumとProtiumは、どちらもCadence社のハードウェア検証プラットフォームだが、それぞれ異なる目的や利用方法がある。

  1. 目的:
    • Palladium: ハードウェア・アクセラレーション・エミュレーション・プラットフォームで、ASICやSoCの設計をシミュレーションよりも高速かつ効率的に検証することを目的としている。
    • Protium: ハードウェア・プロトタイピング・プラットフォームで、ASICやSoCの設計を実際のハードウェアでプロトタイピングすることを目的としている。
  2. 技術:
    • Palladium: FPGAベースのエミュレーション技術を使用している。これにより、ASICやSoCの設計をリアルタイムで高速に検証する。
    • Protium: FPGAを使用してASICやSoCの設計をハードウェアでプロトタイピングし、設計を実際のハードウェアで動作させることができる。
  3. 使用フェーズ:
    • Palladium: 設計の検証を高速化し、デザインフェーズの早い段階から使用される。論理合成やシミュレーションより前にエミュレーションが行われる。
    • Protium: プロトタイピングフェーズで使用され、ASICやSoCの設計を実際のハードウェアでプロトタイピングし、設計の検証や動作確認を行うことに用いられる。
  4. 動作速度:
    • Palladium: シミュレーションよりも高速でリアルタイムな検証が可能。
    • Protium: ASICやSoCの設計を実際のハードウェアで動作させるため、Palladiumよりも高速に検証することが可能。
  5. 利用シナリオ:
    • Palladium: 複雑なデジタル回路やSoCの検証に適している。
    • Protium: ハードウェアの物理的な動作やインタフェースの検証が必要な場合や、設計を実際のハードウェアで評価したい場合に適している。

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